猫の耳たぶ

失業者が思ったこと感じたことを書き散らします

個展とかカフェの内輪感が苦手

昨日好きなイラストレーターさんの個展が開かれると聞いて、

電車に乗って1時間と少しかけて小規模な会場に行ってきたのだが、

なんと会場入りできる人数に制限をかけており、外には大行列ができていた。

まあこの時勢なので、人数制限をかけられるのは仕方ないのだけれど、会場の中を見たらアーティストご本人の周りに、見るからに関係者だろうな〜という人たちが団子になって話し込んでいて、何だか複雑な気分になった。

 

 

 

ただでさえこじんまりとした小さなギャラリーなのに、

アーティストのお友達やら関係者がいつまでも話し込んでいたら一般人はいつまで経っても会場に入れないでしょうが……とクサクサ、イライラしてしまった。

 

案の定寒い中30分近く待ったが会場には入れないわ、

行列外にも明らかにお友達感のある人たちが団子を作って話し込んでいて、楽しみにしていた個展だったけれどそんな気分は完全にしおしおに萎えてしまい列から抜けてしまった。

 

 

 内輪で固まるのは悪いことではないし、アーティスト同士の交流が大切なのはわかるけど、

無関係の一般人にも公開するイベントで、内々の人間で話しこまれると、お呼びじゃないんですよと無言の圧力をかけられている気がしてなんだか居心地が悪いのである。

 

 

 

個展だけではなく、個人経営の雑貨店やカフェでも、

スタッフと常連、仲間内でお店の中でわいわいがやがやしている光景をよく見かける。

こういう場面に遭遇して1番嫌だったのは、カフェで注文したいのに、店長が途中から入店してきた知り合いとの会話に夢中になり、こちらになかなか気づいてくれなかったことがあった。

内装や雰囲気は良かったけれど、客より知人との会話を優先するなんて、もう行かないな、と思った。

 

 

小さい空間内で形成された仲良し団子から発生する内輪感が、こちらへ伝わると疎外感に変わってしまう。

はみ出し者のように感じてしまい、孤立感がじわじわ襲ってきてうんざりしてしまう。

店内できゃっきゃしたいなら、最初から一般人は立入禁止にして、閉じた世界でわいわいすればいいのに……

 

 

 

 

なんて根暗で面倒な思考なんだと自分でも書いていて嫌になってきたが、

誰でも入れるようにした世界で、閉鎖的な空気を発生させるのはまだいいとして、

本人たちは無自覚なのでしょうが、せっかく来た客の扱いを蔑ろにしてしまうのはどうかと思う。