猫の耳たぶ

失業者が思ったこと感じたことを書き散らします

NHKスペシャル「2030 未来への分岐点 飽食の悪夢〜水・食料クライシス〜」を観た

昨日なんとなくテレビを付けたら2030 未来への分岐点という特番があったので視聴した。

人口爆発と食料危機をテーマに危機を迎えるかもしれない2030年に向けて今生きている私たちにできることは何か?を問いかけてくる内容で、世界各地で起きている貧困や暴動など目を背けたくなる映像が多く編集されていた。

 

特に食料危機に関するテーマでは、日本で撮影された食料廃棄工場の内部の映像が流され、

まだ食べられそうな綺麗な食料が巨大なゴミ箱にドサドサ流されて捨てられていた。

日本ではなんとまだ食べられる食糧が年間600万トンも廃棄されているらしく、

これは世界の食料援助量の約2倍に相当するらしい‼ランキングで見ると世界第6位、アジアに限定すると不名誉なことに第1位である。

ただでさえ食品自給率が40%以下と他国に頼りきっているのに、廃棄する量がこんなに多いとは……

 

日本はこの問題に対して2019年10月から食品ロス削減推進法という法律が施工されているのだけれど、特に罰則が存在せず、あくまでも各企業や団体に食品ロス対策の実施を要請する範疇のゆるゆるすぎる法律なので何の解決にもなっていない気がする…

 

肉に関しても、家畜の飼料となる穀物の栽培で地下水が枯渇しつつあり、

2050年には世界各地で水源が尽きてしまうかもしれないと問題提起されていた。

家畜業について調べてみたら、水や農地の問題以外にも、牛のオナラには二酸化炭素以上のメタンガスが含まれていて、地球温暖化にも繋がっているとのこと。

今までビーガンやベジタリアンの人たちは宗教や健康のために肉・生き物を食べないようにしていると思っていたのだけれど、肉を食べることが環境問題に直結しているなんて知らなかった。無知って怖いですね。

 

 

微力ながらも私にできることは、まず買いだめを控えることにしました。

家畜問題については卵とチーズ大好きなので、これをやめるのは食べられる物にかなり制限がかかるし、はっきり言って辛い。

ビーガンみたいに完全に乳製品を一切断つのは難しいので、肉自体の購入をなるべく避けていこうと思う。

お肉を食べないと健康上問題があるかと思っていたけれど、魚と豆類でタンパク質を摂れば問題はないとのこと。

 

 

余談ですが、主演の森七菜ちゃんが宇多田ヒカルに激似でびっくりしました。

 あと最後に出てきた言葉「たとえ明日世界が滅亡しようとも、今日私はリンゴの木を植える」にめっちゃ反応してしまった開高健ファンは私だけではないはず……!(言葉自体はルターの名言ですが)

 

第3回は2月28日放送、プラスチック汚染がテーマだそうです。

過剰な梱包、プラスチック利用で悪名高い日本、また凄まじいデータと映像が公開されると思うと精神的につらくなるけれど現実を受け止めて視聴しようと思う。